街道のSA、PA「道の駅」をバスで巡ることが出来るってマジ?

AI要約

道の駅は、車でなくても楽しめるスポットである。

道の駅の歴史や機能、多様なカラーや規模を楽しむことができる。

全国には1,213箇所以上の道の駅が存在し、その数に驚く。

街道のSA、PA「道の駅」をバスで巡ることが出来るってマジ?

 高速道路のSA・PAと並ぶ、道路上の一大イベントスポットと言えば道の駅。普通はマイカーやレンタカーで乗り付ける場所という印象を抱くけれども、そういったクルマでないと行けない場所にしかないのだろうか?ふと湧いたそんな素朴な疑問をさらっと検証してみる。

文・写真:中山修一

(道の駅関連の写真付き記事はバスマガジンWebもしくはベストカーWebでご覧ください)

 「道の駅」と呼ばれる施設を、あちこちで見かけるようになり始めたのは、いつ頃だったか。その昔すごく若かった頃、初めて道の駅という言葉を耳にしたとき、ドライブ中に立ち寄る場所はドライブインしか知らなかった手前、「何それ?」と思ったのをよく覚えている。

 道の駅の歴史を遡ってみると、最も初期にできたのは30年ほど前、平成初期の1993年頃だったようだ。駐車場やトイレ・飲食店・お土産品店ほか、設備や取扱商品は似通っているが、地方自治体などの公的団体が運営するのが道の駅、民間企業が経営するものはドライブインと呼ぶのだそう。

 道の駅の公式情報を見ると、「休憩機能」、「情報提供機能」、「地域連携機能」3つの機能を備えているのが、道の駅を名乗る条件らしい。さらに国土交通省への登録も必須となっている。

 ごく最小限にまとめた場所から、ショッピングモールに迫るほどデカい所、温泉施設付きに至るまで、道の駅の規模やカラーは千差万別で、それぞれの違いを見て回るだけでも楽しい。

 「次の道の駅でも売ってるでしょ?」と思ってスルーした品が、他では全然売っておらず後悔するのもご愛嬌。

 今や各地を訪れると、道の駅の案内表示が入った道路標識をちょくちょく目にするくらいなので、数は結構ありそうだ。ちなみに道の駅が開設された当初は、全国103箇所(駅)から始まっている。

 そして2024年2月現在、全国に何箇所の道の駅が存在するかと言えば……なんと1,213箇所(駅)+現在進行形で増加中。そんなにあるの!?いやはや何とも驚いた。