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元々の意味を知ってる? ヘッドライトのバツ印
バイク用ヘッドライトは、夜道を照らすだけでなくデザインにも重要な役割を果たしている。
LEDの普及により、小型で光量の高いヘッドライトが増え、デザインの自由度が向上している。
最近は丸形や2眼式、コンパクトなヘッドライトなど、バリエーション豊かな形状がトレンドとなっている。
![元々の意味を知ってる? ヘッドライトのバツ印](/img/article/20240622/66762799b7e49.jpg)
ヘッドライトには夜道を明るく照らすのはもちろん、周囲のクルマや歩行者に自分の存在を知らせる重要な役割があります。
フロント部分の目立つ場所にあるのでバイクのイメージに大きく影響するパーツでもあるため、ヘッドライトのデザインによって好き嫌いが分かれる事も少なくありません。
そんなバイク用ヘッドライトの定番といえば、ホンダの「スーパーカブシリーズ」に代表される丸形で、古くから高い人気を誇ります。しかし現在はLEDが普及したことで、小型のヘッドライトでも十分な光量が得られるようになり、デザインの自由度が格段に上がりました。
たとえばホンダの「CBR400R」や「X-ADV」のように、2眼式のスタイリッシュなヘッドライトは、スーパースポーツやスクーターモデルを中心に採用されています。
その一方で、ヤマハ「MT-9」やスズキ「GSX-S1000GX」のような非常にコンパクトなヘッドライトも、最近ではトレンド。
このように、近年はヘッドライトの形のバリエーションが増え、バイクのデザインにも大きな影響を与えています。
そんな中、ドゥカティの「スクランブラーシリーズ」からは、丸形ヘッドライトにブラックの「バツ印」のガードが施されたモデルが販売されました。
バツ印は元々、サーキット走行を行うバイクがクラッシュした際に、レンズの破片が飛び散らないようにするためのテーピングとしての役割を持っていました。
ガラスレンズの破片がコース上に散らばって他のバイクが踏んでしまうと、パンクなどをして二次災害につながる可能性があるからです。
実際コースの清掃が大変だったり、スタッフがケガをする恐れがあるので、サーキットを走行するバイクには安全上のルールとして、ヘッドライトにテープを貼り付けることが決められています。
なお、飛散防止が目的なのでガラス面だけに貼るのではなく、カウルの部分などにかかるように、ライトからはみ出すように大きく貼る事が必須。