日産「ローレル・ハードトップ」、トヨタ「コロナマークII・ハードトップ」に対抗し82.5万円で登場…したけど超えられず【今日は何の日?6月22日】

AI要約

日産自動車が1968年にデビューした“ハイオーナーセダン”初代「ローレル」にハードトップモデルが追加された日。トヨタの「コロナマークII」に対抗したが、人気には及ばなかった。

コロナマークIIが2ドアハードトップで大ヒットし、ハイオーナーカーの地位を確立。日産はハードトップモデルを追加してスポーティさとスタイリッシュさをアピール。

しかし、トヨタが高性能のエンジンを搭載した「コロナマークII GSS」を追加。これにより、ローレル・ハードトップは苦戦を強いられた。

日産「ローレル・ハードトップ」、トヨタ「コロナマークII・ハードトップ」に対抗し82.5万円で登場…したけど超えられず【今日は何の日?6月22日】

一年365日。毎日が何かの記念日である。本日6月22日は、日産自動車の“ハイオーナーカー”「ローレル」にハードトップモデルが追加された日だ。人気を獲得していたトヨタの「コロナマークII・ハードトップ」に対抗するために登場し善戦したが、すでにブランドを確立していたコロナマークIIの人気には及ばなかった。

TEXT:竹村 純(Jun TAKEMURA)/PHOTO:三栄・すべてシリーズ

1970(昭和45)年6月22日、日産自動車は1968年にデビューし“ハイオーナーセダン”を謳った初代「ローレル」に、ハードトップモデルを追加。コロナの上級モデルとして誕生した「コロナマークII」が設定していたハードトップモデルに対抗するために、同じピラーレスハードトップを設定したのだ。

1966年に大ヒットした日産「サニー」とトヨタ「カローラ」が登場して、日本のモータリゼーションに火が付き、マイカーブームの到来とともに上級志向のクルマが求められるようになった。そのような中、日産は「ブルーバード」のワンランク上で「セドリック」の下に位置する上級車ローレルを、“ハイオーナーセダン”というキャッチコピーを掲げて1968年4月に発売した。

ブルーバードで採用された“スーパーソニックライン”を踏襲した直線基調のスタイリングに、最高出力100ps/最大トルク15kgmを発揮する1.8L直4 SOHCのエンジンを搭載。先進的な技術を備えていた初代ローレルだったが、半年後に登場したトヨタの初代「コロナマークII」に圧倒され、販売は苦戦した。

コロナマークIIは、コロナの最上級車種としてモデルチェンジの代わりに登場、4ドアセダンと2ドアハードトップが用意され、特にスタイリッシュな2ドアハードトップは月販2万台を記録する大ヒットを記録したのだ。

日産は、コロナマークIIの2年後1970年に「ローレル・ハードトップ」を追加。ピラーレスハードトップを採用することで、従来の4ドアセダンとは異なるスポーティで流麗なスタイリングをアピールした。

エンジンも、最高出力125ps/17.5kgmの2.0L直4 SOHCを追加し走りにも磨きをかけた。インテリアは、フライトコクピットタイプのインパネにウッドステアリング、オプションでパワーウインドウを装備し、ハイオーナーカーらしさを演出。車両価格は、2.0Lの標準仕様で82.5万円、当時の大卒初任給は3.7万円程度(現在は約23万円)なので、単純計算では現在の価値で約513万円に相当する。

ところが、トヨタはコロナマークII・ハードトップに、最高出力140ps を発揮する高性能の1.9L直4 DOHCエンジンを搭載した「コロナマークII GSS」を追加したため、ローレル・ハードトップは苦戦を強いられたのだ。