【ESGまとめ読み】米国株売却圧力、不動産ファンド「座礁資産」など

AI要約

欧州連合(EU)が新たな規則を発表し、運用会社に対してESGラベルを制限することで、米国株式市場に影響が出る可能性がある。

商業用不動産ファンドがエネルギー要件の影響で座礁資産を抱えており、問題が生じている。

世界各地で異常気象が急速に進んでおり、気候変動が深刻な影響を与えている。

(ブルームバーグ): 押さえておきたい世界のESG(環境・社会・企業統治)主要ニュースをまとめ読み(6月15~21日)。

米国株売却か名称変更か、欧州ファンドに圧力

欧州連合(EU)が、運用会社に対してESGラベルをファンドに自由に付けることを制限する新たな規則を発表した。米国株式市場は、これによるダイベストメント(投資撤退)の影響を最も受ける市場になるとの見方が出ている。

商業用不動産ファンド、「座礁資産」抱える

商業用不動産ファンドの多くのポートフォリオに、座礁資産と見なすことのできる資産が含まれている。欧州で導入されつつあるエネルギー要件が原因だ。

「超異常気象」の時代が到来-米学術機関が報告書

大規模火災から1年以上経過してもくすぶり続けるカナダの山火事や、ドバイを襲った大洪水、ニューデリーの記録的な猛暑など、2024年前半に見られた壊滅的な異常気象は世界の大陸全てで気候変動が急速に進んでいることを浮き彫りにした。

EVメーカー、米で2.5万ドルモデル目指す-高級車市場減速

米国では電気自動車(EV)の価格が急速に下落しているものの、最も格安のモデルの価格でさえ他の国よりはるかに高いままだ。比亜迪(BYD)「シーガル」の中国における販売価格は約1万ドル(約158万円)、「ダチア・スプリング」の欧州での最低価格は2万ドルとなっている。

パナマ運河、海運の危機を回避-水管理のほか運も寄与

パナマ運河は、年間2700億ドル(約42兆5000億円)の世界貿易を一変させかねない海運の危機を回避できた。慎重な水管理に加え、若干の運も寄与した。

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