EUトップ人事が本格化 フォンデアライエン氏有力

AI要約

欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで非公式首脳会議を開き、10月末に任期が満了する欧州委員長の人事について協議を始めた。

欧州議会選で中道右派が最大会派を維持し、現職のフォンデアライエン氏が委員長候補として有力視されている。

EU基本条約では、欧州理事会が欧州議会選の結果を考慮して委員長候補を選び、欧州議会が承認する仕組みとなっている。

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は17日、ブリュッセルで非公式首脳会議を開き、10月末に任期が満了する行政執行機関トップの欧州委員長の人事を巡り本格協議を始めた。今月27~28日の首脳会議で候補を確定し、7月の欧州議会での承認を目指す。今月の欧州議会選で最大会派を維持した中道右派が推す現職のフォンデアライエン氏が有力となっている。

 EU基本条約は、加盟国首脳らによる欧州理事会(首脳会議)が欧州議会選の結果を「考慮」して委員長候補を選び、欧州議会が承認すると規定。首脳らは出身国や性別、11月末に任期が切れるミシェルEU大統領らの後任人事とのバランスも取りながら協議する。