米5月住宅着工5.5%減 2カ月ぶりマイナス

AI要約

米国の住宅着工件数が予想を下回る結果となった。

一戸建てや集合住宅の着工件数が減少しており、全体の着工件数も前年同月比で大幅に減少した。

地域別では中西部が最も大きく減少し、建設許可件数も前年同月比で減少傾向にある。

 【ワシントン共同】米商務省が20日発表した5月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は年率換算で前月(改定後)より5.5%減の127万7千戸だった。マイナスは2カ月ぶりで、市場予想の137万戸程度を下回った。

 主力の一戸建てが5.2%減の98万2千戸と落ち込み、集合住宅も減った。全体の着工件数の前年同月比は19.3%減だった。

 地域別でみると、中西部が前月比19.0%減と落ち込みが最も大きく、最大市場の南部は8.5%減、北東部は2.5%減となった。西部は10.4%増えた。

 着工件数の先行指標となる建設許可件数は3.8%減の138万6千戸だった。前年同月と比べると9.5%減少した。