〔NY外為〕円、157円台後半(17日朝)

AI要約

ニューヨーク外国為替市場での円相場は、米長期金利の上昇により1ドル=157円台後半に下落している。

円はフランスの政情不安や米長期金利上昇の影響でユーロやドルに対しても下落し、158円台に向けて安定している。

今後は統計データやFRB高官の発言などを注視し、金融政策動向に影響が出る可能性がある。

 【ニューヨーク時事】週明け17日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米長期金利の上昇などを眺め、1ドル=157円台後半に下落している。午前9時現在は157円85~95銭と、前週末午後5時(157円40~50銭)比45銭の円安・ドル高。

 フランスの政情不安を背景とした円買い・ユーロ売りの動きが一巡する中、円はユーロのほか、ドルに対しても下落。米長期金利の上昇も重しとなり、円は158円台に向けてジリ安となっている。

 ニューヨーク連銀が朝方発表した6月の同州製造業景況指数は総合でマイナス6.0と、前月のマイナス15.6から上昇。市場予想(ロイター通信調べ)のマイナス9.0も上回ったが、相場の流れは変わっていない。今週は週央19日の祝日休場を挟み、小売売上高やS&Pグローバルの製造業・サービス業購買担当者景況指数(PMI)速報値などの統計が発表されるほか、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの講演が多く予定されており、これらから引き続き今後の金融政策動向を模索する展開となる見通し。

 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0710~0720ドル(前週末午後5時は1.0701~0711ドル)、対円では同169円15~25銭(同168円52~62銭)と、63銭の円安・ユーロ高。