【WEC結果】フェラーリがル・マン24時間2連覇!トヨタは14秒差で“テール・トゥ・ウィン”ならず

AI要約

ル・マン24時間が開催され、フェラーリが僅差で優勝し2連覇を果たす。

激しい雨によるSCランやトヨタとの一騎打ちが繰り広げられた展開。

他のクラスでも各チームが激しい戦いを繰り広げ、過去最大規模のレースとなった。

【WEC結果】フェラーリがル・マン24時間2連覇!トヨタは14秒差で“テール・トゥ・ウィン”ならず

世界三大レースに数えられるル・マン24時間の決勝が6月15日から16日にかけて開催された。激しい雨により4時間以上にわたるSCランがあるなど波乱含みとなったレースでは、終盤にフェラーリとトヨタと一騎打ちが繰り広げられたが、フェラーリが僅差で逃げ切りル・マン連覇を果たした。6月16日、フランスで開催されたル・マン24時間の決勝レースが現地16時にチェッカーを迎え、フェラーリAFコルセの50号車フェラーリ499P(アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン)が総合優勝を飾った。

FIA世界耐久選手権(WEC)の2024年シーズン第4戦として開催されたル・マン。決勝は現地16時、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963(ケビン・エストーレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・ファントール)を先頭にスタートした。

レースはオープニングラップから50号車フェラーリがトップに立つなど、フェラーリとポルシェが序盤からトップを争う展開となった。

中盤以降、激しい雨やクラッシュによりたびたびセーフティカー(SC)が出動する事態となるなか、ハイパーカークラス最後尾の23番グリッドからスタートしたTOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッド(ホセ・マリア・ロペス/小林可夢偉/ニック・デ・フリース)が上位に進出。残り2時間の時点でトップに浮上した。

しかし、7号車トヨタはフィニッシュまでに給油が必要となりピットインしたこともあり、50号車フェラーリが首位を奪取。最後の30分は燃料をセーブしながら走る50号車フェラーリとそれを猛追する7号車トヨタによる一騎打ちとなったが、最終的に50号車フェラーリが14秒221という僅差で逃げ切り、ル・マン2連覇を達成した。

2位は7号車トヨタ、3位はフェラーリAFコルセの51号車フェラーリ(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームズ・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)となった。また、TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタ(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)は5位でフィニッシュした。

LMP2クラスはユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ07ギブソン(オリバー・ジャービス/ビジョイ・ガーグ/ノーラン・シーゲル)が優勝(総合15位)、LMGT3クラスはマンタイEMAの91号車ポルシェ911 GT3R LMGT3(ヤセル・シャヒン/モリス・シューリング/リチャード・リエツ)が優勝(総合27位)している。

WECの2024年シーズン第5戦サンパウロ6時間は7月12日~14日に行われる。

2024年FIA世界耐久選手権 第4戦ル・マン24時間 決勝 暫定結果