12月に1回利下げが「妥当な予想」=米ミネアポリス連銀総裁

AI要約

米連邦準備理事会(FRB)のカシュカリ総裁は、1回の利下げが年内に行われ、12月に実施される可能性が高いと述べた。

インフレ率の安定化を確認する必要があるため、12月まで利下げの判断を保留する考えを示した。

労働市場の強さに驚いているが、今後は減速すると予想し、バランスの取れた経済回復を期待していると語った。

12月に1回利下げが「妥当な予想」=米ミネアポリス連銀総裁

Ann Saphir

[16日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は16日、米連邦準備理事会(FRB)が年内に1回利下げを行い、その時期は12月になると考えるのが「妥当な予想」だと述べた。CBSのインタビューに答えた。

総裁は「われわれは、インフレが2%に戻る軌道に乗っていることを確信できる証拠をもっと見極めたい」と述べ、12月まで待つことになるとの見通しを示した。 

「現在、何らかの決定を下す前に、物価や経済、労働市場のデータを時間をかけて見守れる絶好の状況にある」と語った。

FRBが2022年と23年に大幅な利上げを行ったにもかかわらず、労働市場が堅調なことに驚いているとした上で、今後は減速すると予想。

「小幅な減速にとどまり、その後はもっとバランスの取れた経済に戻っていくことを期待している」と述べた。