「世帯年収600万円台の子育て世帯」平均貯蓄額とは?子育て中の女性が働きやすい仕事3選

AI要約

厚生労働省調査によると、子育て世帯の平均世帯年収は600万円台で、平均貯蓄額は1029万2000円。

貯蓄額の内訳は、500~700万円が12.5%、1000~1500万円が10.7%で、貯蓄なしの世帯も9.2%存在。

一方、借入金額は平均1185万1000円で、貯蓄を上回る結果となっている。

「世帯年収600万円台の子育て世帯」平均貯蓄額とは?子育て中の女性が働きやすい仕事3選

働き方や家族構成、ライフスタイルは各世帯で異なるもの。

とはいえ、同じくらいの収入を得ている世帯がどのくらい貯蓄しているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。

今回は年収600万円台の子育て世帯にスポットをあて、平均貯蓄額や中央値、負債額などについて解説していきます。

あわせて子育て中の女性が働きやすい仕事についても紹介していきますので、参考にしてください。

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まずは子育て世帯の平均的な世帯年収について見ていきましょう。

厚生労働省の「2022年 国民生活基礎調査の概況」によると児童がいる世帯の総所得額の平均は785万円となっており、内訳は次のようになっています。

●【児童のいる世帯の平均所得額と内訳】

 ・総所得:785万円

 ・稼働所得:721万7000円

 ・公的年金・恩給:24万5000円

 ・財産所得:11万6000円

 ・年金以外の社会保障給付金(児童手当含む):19万1000円

 ・その他の所得(仕送り・企業年金など):8万1000円

稼働所得のうち、雇用者所得をみると689万7000円でした。雇用者所得に視点をあてると、平均的な世帯年収は600万円台といえるでしょう。

では、子育て世帯の貯蓄額はどれくらいでしょうか。

先ほどの厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」の調査結果によると、児童がいる世帯の貯蓄額は平均1029万2000円。

内訳は500~700万円が12.5%、1000~1500万円が10.7%、貯蓄なしが9.2%などとなっています。

一方で、児童がいる世帯の平均借入金額は1185万1000円となっており、平均貯蓄額を上回る結果となりました。

住宅資金や教育資金などの借入は賢くおこないつつ、純粋な貯蓄は蓄えておくというスタイルが一般的であることがうかがえます。