トランプ氏、経営者団体の会合に出席 バイデン氏側近も

AI要約

トランプ前大統領とバイデン大統領を補佐するザイエンツ大統領首席補佐官が、米経営者団体ビジネス・ラウンドテーブルの会合に出席した。

会合では、トランプ氏とバイデン氏の政策や姿勢について議論が行われ、企業経営者も参加した。

両陣営が企業界との結びつきを強化し、今後の政策決定に影響を与える可能性がある。

トランプ氏、経営者団体の会合に出席 バイデン氏側近も

David Shepardson Joey Roulette Gram Slattery

[ワシントン 13日 ロイター] - 複数の関係筋によると、米国のトランプ前大統領とバイデン大統領を補佐するザイエンツ大統領首席補佐官は13日、米経営者団体ビジネス・ラウンドテーブルの会合に出席した。

11月の大統領選を控え、両陣営が企業経営者の取り込みを図っていることが浮き彫りとなった。

会合ではトランプ氏が自身の政権で国家経済会議(NEC)委員長を務めた保守派評論家ラリー・クドロー氏のインタビューを受けた。

会合後、会場を後にした企業経営者の中にはJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)、ゼロックスのスティーブ・バンドローザックCEO、ギャップのリチャード・ディクソン社長、トゥルーイストのビル・ロジャースCEOの姿があった。

トランプ氏の経済顧問を務めるスティーブン・ムーア氏によると、アップルのティム・クックCEOも最前列に座っていた。トランプ氏は主に経済の話をし「非常に企業寄りのメッセージ」を送ったという。

一方、同じ会合でコムキャストのブライアン・ロバーツCEOのインタビューを受けたザイエンツ大統領首席補佐官は、バイデン氏には中国と貿易戦争を始める意思はなく、米国は中国に対し4年前より強い立場にあると発言。課税については、バイデン氏は歳入を増やす必要があるが、投資面で競争力を持たなければならないと考えていると述べた。会合の出席者が明らかにした。