阪急阪神HDの角会長、来年の株主総会以降の退任を示唆 在任期間の長さ「自覚」

AI要約

阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長は、大阪市内での株主総会で来年以降の会長職退任を示唆した。

その背景には宝塚歌劇団での女性劇団員の急死事件が関連している。

角氏は約20年に渡り阪急阪神HDの経営トップを務めていた。

阪急阪神HDの角会長、来年の株主総会以降の退任を示唆 在任期間の長さ「自覚」

阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長は14日、大阪市内で開催された定時株主総会で、来年の株主総会以降に会長職を退任する考えを示唆した。

宝塚歌劇団で、昨年9月に劇団員の女性が急死したことを巡る質問に関連して回答した。自身の去就について問われた角氏は「私も75歳であり、(在任期間の長さを)自覚している」と発言。そのうえで「まさに近々、(会長職を)辞退するというのはそうだが、来年まではこの体制でいかせていただく」とした。来年実施される株主総会以降に、退任する可能性を示唆したとみられる。

角氏は平成15年に阪急電鉄(現阪急阪神HD)の社長に就任。以後約20年にわたり、同社の経営トップを務めている。