宝塚急死問題に株主から不安「大丈夫なのか」 阪急阪神HD株主総会、株主1731人でスタート

AI要約

阪急阪神ホールディングス(HD)の定時株主総会が14日午前、大阪市内で始まり、角和夫代表取締役会長が議長を務める。総会冒頭では、歌劇事業の紹介があり、宝塚歌劇団の活動状況が報告された。

総会に出席した株主は、宝塚歌劇団のファンや阪神タイガースのサポーターが多く、劇団の団員急死に対する気持ちや再開への期待が語られた。

特に、団員急死に対する謝罪が不十分であるとの懸念や、劇団の環境整備の必要性が提起され、宙組公演の再開に対する不安や期待が寄せられた。

宝塚急死問題に株主から不安「大丈夫なのか」 阪急阪神HD株主総会、株主1731人でスタート

 阪急阪神ホールディングス(HD)の定時株主総会が14日午前、大阪市内で始まった。角和夫代表取締役会長が議長を務めると宣言。角会長が、昨秋の宝塚歌劇団宙組団員急死について触れ、謝罪してスタートした。午前10時過ぎ、総会が始まると、HDスタッフから「午前10時に開式」の旨と、開始時点で株主の出席は「1731人」とアナウンスされた。

 総会の冒頭では、阪急阪神HDの事業紹介があり、阪神タイガースに続いて「歌劇事業」を紹介。昨夏に兵庫・宝塚大劇場で開幕した月組本拠地作「フリューゲル -君がくれた翼-」「万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)」と、今年の正月本拠地作星組公演「RRR×TAKA“R”AZUKA~√Bheem~」「VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)」の映像が流された。

 開場に先立ち、総会に出席した東大阪市の50代女性は予定が合い、今年初めて出席。「舞台が好きで、宝塚歌劇もよく見ています。阪神タイガースも大好き」と言い、昨秋の団員急死以降、揺れる劇団には「寂しい」と漏らした。

 「どの社会にもいろいろあると思う」と理解した上で、「今頑張っている方がきちんと舞台に立てるように」と、劇団、阪急阪神HDに、環境整備のさらなる徹底を求めた。

 現在、宙組公演は当初の演目、日程が取りやめられ、6月20日の特別公演開幕まで本拠地作は休止中。「やっぱり、舞台をやっている時は、宝塚の駅もにぎやか。コロナの時もですけど、やってないと寂しい」とも語った。

 また、60代女性は、団員が急死した宙組の公演再開に「ちゃんとした謝罪がないままで大丈夫なのか」と不安も口にしていた。