【阪神】役員に男性多すぎるのではないか…株主総会で阪神ファンとみられる男性の質問に拍手響く

AI要約

阪神タイガース親会社の株主総会で、阪神ファンとみられる男性が女性役員の登用について質問し、会場内に拍手が巻き起こった。

男性は、2040年のビジョンに女性管理職10%という数字に疑問を投げかけ、女性の視点が変革に不可欠であると指摘した。

会長は女性役員登用に意欲的な考えを示し、女性社員の部長職昇進を計画的に進めることを明言した。

 阪神タイガース親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会が14日、大阪市内で開催され、阪神ファンとみられる男性の鋭い質問に、会場内に拍手が響いた。

 株主の出席番号「648」の男性は、冒頭で「金本選手、川藤選手、佐々木誠選手の番号与えていただいてありがとうございます」とあいさつ。続けて「役員の方入ってこられて、ぞっとしました、なぜか、男性が多すぎるのではないか。2040年のビジョンに女性の管理職10%とあった。なぜ? 本来は50%とか立てる。宝塚というところは女性です。女性の視点があればこそ、変わっていくのでは。変わるというのは行動なんです」と問いかけた。

 議長を務めた角和夫代表取締役会長は「まさにご指摘の通りだと思います」と回答。「女性の優秀な社員は部長職で、まだ役員になれていない。グループ会社で女性はいますが、本体には女性役員はいない。計画的に女性を登用して、お時間をいただければ」と中長期的な視野で考えていることを明かした。