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約30年ぶり値上げ この秋販売の新しい切手、はがきなど公開 日本郵便
日本郵便が30年ぶりに全面的な値上げを発表しました。はがきや定形郵便の料金が引き上げられることが明らかになりました。
郵便物の値上げの背景には、デジタル化の進展による郵便物の減少が挙げられています。さらに、2022年度には郵便事業が初めて赤字に転落する可能性があります。
値上げ料金は10月1日から施行されますが、ポストへの投函は初日の最初の回収分まで現行料金で配達される予定です。
![約30年ぶり値上げ この秋販売の新しい切手、はがきなど公開 日本郵便](/img/article/20240613/666a8ba45720a.jpg)
日本郵便は、この秋から販売する新しい切手とはがきなどを公開しました。全面的な値上げはおよそ30年ぶりです。
はがきは現在の1枚63円から85円に、25グラム以下の定形の封書は84円から110円になります。
郵便物の全面的な値上げは、消費税増税を除けば、1994年以来およそ30年ぶりです。
デジタル化の進展などで郵便物の数は年々減少していることが背景にあります。
日本郵便の郵便事業は輸送コストの高騰などで、2022年度の決算で民営化以降、初めて赤字に転落するなど苦しい経営が続いています。
値上げ料金は10月1日以降、郵便局の窓口に届けられたものから対象となります。ポストへの投函は、1日初日の最初の回収分までであれば、今の料金で配達されるということです。