5月の企業物価2.4%上昇 伸び率過去最高

AI要約

企業物価指数は5月に2.4%上昇し、過去最高の122.2に達した。

再エネ賦課金引き上げや非鉄金属価格の上昇、円安による輸入物価上昇が要因。

輸入物価は6.9%上昇し、企業間取引価格に大きな影響を与えている。

5月の企業物価2.4%上昇 伸び率過去最高

企業間で取引されるモノの価格水準を示す5月の企業物価指数は去年より2.4%上昇し、過去最高となりました。

日銀がきょう発表した5月の企業物価指数は速報値で去年と比べて2.4%上昇し、122.2となりました。

伸び率は比較可能な1980年以降で過去最高です。

再生可能エネルギーの普及のために電気代に上乗せされる「再エネ賦課金」の引き上げで電気代が値上がりしたことや、銅などの非鉄金属の価格が上がったことなどが要因です。

また、歴史的な円安が続いているため円ベースでみた輸入物価は、去年と比べて6.9%上昇し、大きく物価を押し上げています。