国内企業物価5月は前年比2.4％上昇、39カ月連続 23年8月以来の伸び
AI要約
日銀が５月の企業物価指数を発表、前年比２．４％上昇し３９カ月連続のプラスとなった。
国内企業物価指数は過去最高水準の１２２．２となり、前年比プラス２．０％の予測を上回った。
輸入物価も大きく拡大し、４カ月連続でプラスとなった。
Kentaro Sugiyama
［東京 １２日 ロイター］ - 日銀が１２日発表した５月の企業物価指数（ＣＧＰＩ）速報によると、国内企業物価指数は前年比２．４％上昇した。３９カ月連続のプラス。伸び率は４月から加速し、２０２３年８月（３．４％）以来の大きな伸びとなった。前月比では０．７％上昇だった。
５月の国内企業物価指数は１２２．２と、比較可能な１９８０年以降で過去最高水準だった。
ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年比プラス２．０％、前月比プラス０．４％で結果はこれを上回る伸びとなった。民間からは、電気料金に上乗せされる再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価引き上げによる事業用電力の値上げなどが押し上げ要因になるとの予想が出ていた。
輸入物価は円ベースで前年比６．９％上昇、４カ月連続でプラスとなった。上昇幅は４月（プラス６．６％）から拡大し、２３年３月（プラス９．４％）以来の大きさとなった。
