インドなど4か国で積極投資、海外M&Aも検討…クレディセゾン・水野克己社長

AI要約

クレディセゾンの水野克己社長が海外事業の強化に向けた投資計画やインド、インドネシア、メキシコ、ブラジルでの積極的な投資、M&A検討、デジタル人材育成計画について語った。

中期経営計画では、700億円を投じて海外事業を強化する計画を明らかにした。

具体的には、インドを重視し、206年度にはインドの事業利益を大幅に増やすことを目指している。

 クレジットカード大手クレディセゾンの水野克己社長(54)が、読売新聞のインタビューに応じた。インド、インドネシア、メキシコ、ブラジルの4か国で積極的な投資を行うとし、海外でのM&A(企業の合併・買収)も検討していく考えを示した。

 クレディセゾンは5月、海外事業の強化に向けて700億円を投じることなどを盛り込んだ2026年度までの中期経営計画を発表した。

 水野氏は4か国について「人口規模があり、若い人が多く、デジタル化が進んでいる」と説明した。このうち、インドを特に重視し、昨年度は約30億円だったインドでの事業利益を、26年度には200億円まで引き上げることを目指す。4か国以外ではシンガポールの投資事業の強化なども検討する。

 また、システム開発を外部に依存せず、自前で開発できる人材の育成を進める。こうしたデジタル人材の人員数は23年度に約330人だったが、今年度中には1000人規模へ増やす計画で、水野氏は「全社員が自らの業務をデジタル化できるような体制を目指す」と強調した。