五十鈴、販売95万トンに増 高付加価値加工が奏功

AI要約

2024年3月期の販売数量が前期比約7%増の95万トンに増加した。薄板需要が低迷する中でも、自動車向けを中心に堅調な分野の伸びを取り込んだ。

五十鈴は高付加価値材の加工や顧客・ビジネスパートナーとの協業を活かして成長。新事業創造や商品ラインアップの充実にも取り組み、事業価値の向上を図った。

鋼材加工販売以外の事業も拡大し、多角的な展開を見せる五十鈴。市場の変化に柔軟に対応し、持続的な成長を遂げている。

日本製鉄―メタルワン系の大手コイルセンター、五十鈴(本社=東京都千代田区、鈴木勝社長)は2024年3月期の販売数量が前期比約7%増の95万トンに増加した。市場全体では薄板需要が低迷する中、高付加価値材の加工や顧客・ビジネスパートナーとの協業を生かし、主力の自動車向けを中心に堅調な分野の伸びを取り込んだ。新事業創造やグループ商品ラインアップの整備などにも取り組み、鋼材加工販売以外の事業も拡大し、事業価値の向上につなげた。