ロングドライブでも疲れにくい体勢やシートポジション、体調管理はどうするのが正解?

AI要約

長距離ドライブでの疲労や事故を防ぐために、出発前の体調管理や車内環境づくりが重要。

運転中は精神的余裕と適切な姿勢が大切であり、ストレスを減らす工夫も必要。

適切な姿勢や運転スタイル、定期的な休憩などで、安全で快適な長距離ドライブが可能。

ロングドライブでも疲れにくい体勢やシートポジション、体調管理はどうするのが正解?

走り慣れていない道をずっと運転しなくてはならない長距離ドライブでは、疲労や注意力散漫、地域ごとの交通環境への不慣れなどを引き金に、思いもよらぬ事故を起こしやすい。

疲れにくい運転のための環境作りは、出発前から始まっている。寝不足や疲労蓄積を避けるなど、体調管理が重要だ。

前日に暴飲暴食をしない、飲酒を控える、朝起きたら軽い体操や散歩をして体を目覚めさせるなどは、とくに有効な下準備。

クルマの窓をピカピカに磨いておく、車内を徹底的に掃除消臭するなど、気持ちよく運転できる車内環境づくりにも心がけたい。

運転中に大切なのは、精神的余裕と、体に無理をかけない運転姿勢だ。

たとえば、ドライブの予定をギチギチに詰めてしまうと、先を急いで焦る気持ちが強烈なストレスになるし、予定どおりに物事が進まなければドライブの楽しさも大幅減してしまう。

予定より1時間早く出発する、渋滞を避け早朝に距離を稼ぐ、多少遠回りでもストップ&ゴーが少ないコースを選択する、着慣れた服と履き慣れた靴で運転するなど、運転中のストレスを抑える方法は山ほどあるのだ。

ダラけた姿勢は一見ラクなように感じるが、じつは疲れをどんどん溜め込む最悪手だ。イラストでチェックしたポイントを見直し、自分の運転姿勢と異なる場合はすぐに修正しよう。

①ヘッドレストの中央と耳の中央を合わせる

②背中をシートバックにつける。背筋を伸ばして座る

③お尻とシートに隙間ができないように深く座る

④ハンドルの最上部に両手を合わせて肘が伸び切らない位置でシートのリクライニングを調整。両手でステアリングを握って腕の重量を分散させる

⑤アクセルまたはブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだ状態で、膝に少し余裕ができる位置にシートスライドを調整する

また、運転の仕方も疲れへの影響が大きい。急加速、急減速、急カーブなど「急」がつく動作を意識的に控え、車線変更を控えて淡々と走り続けるだけで、疲れ具合がまったく変わってくる。

休憩を挟むタイミングは2時間ごとが基本だ。もちろん個人差はあるが、これより早くても遅くても疲れやストレス、ダラケを引き起こすもとになるので注意しよう。