「“宇宙食”としても注目!」おにぎりは凄すぎる食べ物だ “炊飯器と世界を旅する”女性「にぎりびと」神谷よしえさんが辿り着いた「真実」
神谷よしえさんが手渡しでにぎった熱々のおにぎりを食べる「おにぎりイベント」が人気で、海外でも活動が広がっている。
神谷さんは、おにぎりを手渡すことで直接元気を渡すことが大切だと考えており、エネルギーのキャッチボールを感じている。
炊きたてのおにぎりの熱さと湯気が大事だとする神谷さんのこだわりが、食べる人に喜びを与えている。
「にぎりたてのおにぎり」を手渡しで渡して、その場で食べてもらう「おにぎりイベント」を各地で開催する「にぎりびと」神谷よしえさん。
拠点とする佐賀県・嬉野温泉の和多屋別荘で「おにぎり 神谷」として定期的に開催される朝食会は予約枠がすぐにいっぱいになってしまうという。
全国各地からも「おにぎりをにぎりに来てほしい」「イベントでおにぎりをにぎってほしい」というオファーが絶えず、その活動は海外にも広がっている。
神谷さんはなぜおにぎりをにぎるのか、神谷さんのにぎるおにぎりは何がそんなに魅力的なのか。人気の秘密に迫ってみた。
*この記事の前編:“炊飯器と世界を旅する”女性「にぎりびと」の意外な正体
■おにぎりは「元気玉」!
国内外を舞台に「おにぎり」をにぎって手渡しで食べさせる「おにぎりイベント」を開催する「にぎりびと」神谷さん。
神谷さんのおにぎりの特徴は「にぎりたての熱々おにぎり」を、食べる人に「手渡し」することにある。食べる人は受け取ってそのまま食べるのだ。
「ドラゴンボールの『元気玉』 じゃないけど、元気は直接渡してこそだと思うんです。一回お皿に置いてしまうと、なんとなく元気玉じゃなくなる気がして(笑)。
でもこうしておにぎりで元気を渡していくと、逆に私自身もみなさんから元気をいただくことができるんです。
イベントなどで一度に数百個のおにぎりをにぎることもあるのですが、どれだけにぎっても全然疲れない。おにぎりを通じてエネルギーのキャッチボールをしているような感覚です」
【写真】「どこにでもある炊飯器、どこにでもあるお米」で作る神谷さんの”おにぎり”。それを受け取る人は誰もが笑顔になる
確かに手渡しされたおにぎりにハフハフ夢中でむしゃぶりついていると、お腹だけでなく心も満たされる気分になってくるから不思議だ。
■「湯気」がごちそう!
神谷さんがおにぎりを「手渡し」する理由はもう一つある。
「炊きたてのおにぎりの熱感が大事だと思ってるんですね。
にぎりたての熱々のおにぎりを手で持って、『湯気』が逃げないうちに、湯気ごと食べてもらいたい。湯気がごちそうだと思っているんです。