米家計資産、第1四半期は過去最高の160兆ドル 株・不動産上昇で

AI要約

2024年第1・四半期の家計資産は前期から3.2%増加し、160兆ドル超と過去最高に達した。株式市場と不動産価格の上昇が寄与。

保有株式の価値が大幅に拡大し、増加額の大部分を占めた。S&P総合500種トータルリターンは10.6%。

不動産価値が増加し、現金やMMFなどが残りの増加分を占めた。家計純資産は過去10年間でほぼ2倍となった。

米家計資産、第1四半期は過去最高の160兆ドル 株・不動産上昇で

[7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が7日に発表したデータによると、2024年第1・四半期の家計資産は前期から3.2%(5兆1000億ドル)増加し、160兆ドル超と過去最高に達した。株式市場が過去最高値を更新したほか、不動産価格の上昇が寄与した。

第1・四半期は保有株式の価値が3兆8000億ドル拡大し、増加額の大半を占めた。

同期間のS&P総合500種トータルリターン(配当再投資含む)は10.6%。

不動産価値が9000億ドル増加したほか、現金やマネー・マーケット・ファンド(MMF)などその他の資産が残りの増加分を占めた。家計純資産は過去10年間でほぼ2倍となった。

非金融部門の債務総額は4.5%増加。家計債務は2.9%、非金融部門の企業債務は4%、それぞれ増加した。