ソフトバンクがデータ拠点 シャープ堺工場に、25年稼働

AI要約

シャープは9月末までに生産停止する堺工場の一部をソフトバンクに売却する基本合意書を結んだ。

ソフトバンクはデータセンターを構築し、AIの開発に活用する計画を持ち、2024年秋に着工、25年中に本格稼働を目指す。

堺工場跡地の活用に関して、シャープはKDDIとも協議を開始し、別の敷地を提案していくことを明らかにしている。

 シャープは7日、液晶事業を縮小するため9月末までに生産を停止する堺工場(堺市)の一部売却に向け、ソフトバンクと独占交渉権を含む基本合意書を結んだと発表した。

 ソフトバンクは、土地・建物の一部を譲り受け、生成AI(人工知能)の開発などに活用する大規模なデータセンターを構築する計画で、2024年秋の着工、25年中の本格稼働を目指す。

 堺工場の跡地活用を巡り、シャープは先にKDDIなどともAIデータセンター設立に向けた協議を始めることで合意している。ソフトバンクとは別の敷地を提案して協議を続けていくという。