2024年5月の外国メーカー車販売、8%減の1万7198台 海上輸送の混乱で5カ月連続マイナス

AI要約

日本自動車輸入組合が発表した2024年5月の外国メーカー車新規登録台数は1万7198台で5カ月連続の減少。
輸入EVの販売は増加傾向にあり、価格帯別では400万円以上1千万円未満が最も多かった。
日本メーカー車を含む輸入車全体は増加し、ホンダがトップブランドとしての地位を維持している。

価格帯別の登録台数や外国メーカー車と輸入車全体の推移が示されており、業界の状況が分かる。
海上輸送ルートの混乱が影響を及ぼしていることが示唆されている。
輸入車市場における日本メーカー車の存在感やトレンドも示されている。

ホンダが続けて好調な成績を収めている一方、他ブランドも一部で過去最高の成績を達成している。
輸入自動車市場の競争状況やブランド間の差異が示されている。

2024年5月の外国メーカー車販売、8%減の1万7198台 海上輸送の混乱で5カ月連続マイナス

 日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が6日発表した2024年5月の外国メーカー車新規登録台数は1万7198台(前年同月比8.0%減)で5カ月連続の減少となった。海上輸送ルートの混乱の影響が続いているとみられる。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは8.5%(同0.5㌽減)だった。輸入電気自動車(EV)の販売台数は1486台(同17.1%増)で3カ月連続の増加となった。外国メーカー車に占める割合は8.6%(同1.8㌽増)だった。

 価格帯別で最も多い「400万円以上1千万円未満」は1万452台(同3.0%増)と2カ月ぶりの増加となった。一方、「400万円未満」の登録台数は3451台(同25.8%減)と3カ月連続の減少。「1千万円以上」も2693台(同6.1%減)と2カ月連続の減少となった。

 日本メーカー車を含む輸入車全体は2万4114台(同4.0%増)で3カ月連続の増加。このうち日本メーカー車は6916台(同53.5%増)と6カ月連続で増えている。ホンダのインド製の新型SUV「WR―V」が3月に発売され、好調なことが大きい。

 ブランド別では、ホンダが4204台で2カ月連続でトップだった。また、フェラーリ、アストンマーチン、スカニアの3ブランドは5月として過去最高を更新した。