TSMC、5月の売上高は30%増-旺盛なAI需要が寄与

AI要約

台湾半導体受託製造最大手のTSMCが、5月の売上高が前年同月比30%増の2296億台湾ドル(約1兆1000億円)に達した。

人工知能(AI)需要の増加や一部家電市場の回復が成長に寄与している。

TSMCの主要顧客であるマイクロソフトやオープンAIに向けて半導体を生産し、AIサービス開発競争から恩恵を受けている。

(ブルームバーグ): 半導体受託生産最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の5月の売上高は、前年同月比30%増の2296億台湾ドル(約1兆1000億円)となった。旺盛な人工知能(AI)需要と一部家電の回復が寄与した。

米マイクロソフトやオープンAIなどを顧客に持つ米エヌビディア向けに半導体を生産する同社は、世界的なAIサービス開発競争から恩恵を受けている。スマートフォンの世界販売が今年1-3月期に長年の低迷から脱し、モバイル向け半導体の好調な受注への期待も高まっている。

TSMCの魏哲家・会長兼最高経営責任者(CEO)は今週、AI開発が2024年の業界回復をけん引するとの見通しをあらためて示していた。

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原題:TSMC’s May Sales Rise 30% as Countries Race to Secure AI Chips(抜粋)

--取材協力:Alfred Liu、Twinnie Siu.

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