トヨタ「ノア」「ヴォクシー」に高級路線の「エスクァイア」があったの覚えてる? 「マークII三兄弟」の再来と呼ばれたのは一代限りでした

AI要約

トヨタの「ファミリーミニバン三兄弟」と呼ばれたノア/ヴォクシー/エスクァイアについての記事。

エスクァイアは2022年1月に販売を終了し、現在のラインアップはノアとヴォクシーに変化した。

初代ノアからノア/ヴォクシー兄弟の歴史を振り返って、それぞれの特徴や支持を解説。

トヨタ「ノア」「ヴォクシー」に高級路線の「エスクァイア」があったの覚えてる? 「マークII三兄弟」の再来と呼ばれたのは一代限りでした

トヨタの「ファミリーミニバン三兄弟」といわれると、「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。長男・次男のノア/ヴォクシーは今でも大人気の車種ですが、三男・エスクァイアは約2年前の2022年1月に販売を終了しています。この三兄弟車はどのようなクルマだったのでしょうか。

トヨタのミニバン「NOAH/ノア」と「VOXY/ヴォクシー」は2022年1月、約8年ぶりにフルモデルチェンジして4代目へとシフト。およそ2年前までは、ノア/ヴォクシー/エスクァイアがトヨタの「ミニバン三兄弟」と呼ばれ親しまれてきた。しかし、高級路線の末っ子「Esquire/エスクァイア」は2021年12月に生産を終了し、2022年1月に販売終了。その後のラインアップは、ノアとヴォクシーの兄弟車へと変化した。

あらためて、ノア/ヴォクシー兄弟の歴史を振り返ってみよう。ノアの先代モデルにあたるクルマは「タウンエース ノア/ライトエース ノア」に遡る。両車で採用されていた後輪駆動から、「イプサム」のプラットフォームを活用した前輪駆動へ転換。バンからミニバンへと仕様変更を果たすべく、低床化によるスライドドアを備えたモデルとした。また、両側スライドというのもポイントになった。

初代ノア(R60G型・2001年~07年)は、2001年11月に誕生した。タウンエース/ライトエースの名が取り除かれ、当時トヨタカローラ店の販売車種が「ノア」(旧タウンエース)、ネッツ店の販売車種が「ヴォクシー」(旧ライトエース)へ改名された。

トヨタ家に同時に生まれた双子のような兄弟は、見た目のキャラクター、中身の性格も少し違っていた。ミニバンの王道を行く「堂々感」あふれる兄・ノアと、「少しやんちゃな毒気」で男らしさを主張する弟・ヴォクシー。作りそのものは兄弟そろって優等生ミニバンであり、それぞれのオーナーの趣向に合わせて選べるスタイルが、若いファミリー層に絶大な支持を得た。