3車種生産、28日まで停止 トヨタ、取引先に説明

AI要約

トヨタ自動車は自動車の量産に必要な認証「型式指定」の不正行為が見つかった車種の生産を一部停止することを決定した。

生産を停止する車種は、ヤリスクロス、カローラフィールダー、カローラアクシオの3種類で、一部の輸出用ヤリスクロスを除いて28日まで停止する予定。

生産停止による仕入れ先への損失については補償する方針であり、サプライチェーンへの影響を最小限に抑えたい考え。

 トヨタ自動車は4日、オンラインで仕入れ先への説明会を開き、自動車の量産に必要な認証「型式指定」の不正行為が見つかった小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ヤリスクロス」など3車種の生産を、一部除いて6日から28日まで暫定的に停止することを伝えた。7月以降の生産については、6月20日をめどに判断する見込みだ。

 生産を止めるのは、ヤリスクロスに加えて小型車「カローラフィールダー」と「カローラアクシオ」の3車種。一方で輸出用のヤリスクロスは、ひとまず23日まで生産を続ける方針。24日以降も継続するかは7日に判断するという。

 また、車両生産の停止で仕入れ先に損失が生じた場合は、2次以降の仕入れ先分も含めて補償する方針を説明した。車両生産停止に伴うサプライチェーン(供給網)への影響を最小限に抑えたい考えだ。