国交省、トヨタ本社にきょう立ち入り検査 型式指定の不正で

AI要約

国土交通省はトヨタ自動車本社への立ち入り検査を開始し、型式指定申請の不正行為が発覚したため、行政処分を検討している。

ホンダ、マツダ、ヤマハ発動機、スズキも検査対象となり、計38車種に影響が及び、トヨタ、マツダ、ヤマハ発は一部車種の出荷を停止している。

トヨタの豊田章男会長が報道陣に対し、認証制度に揺るぎのある行為を行ったことに対し謝罪・反省の意を示した。

国交省、トヨタ本社にきょう立ち入り検査 型式指定の不正で

[東京 4日 ロイター] - 国土交通省は4日午前、愛知県豊田市にあるトヨタ自動車本社を立ち入り検査する。量産に必要な型式指定の申請で不正行為が明らかになったためで、行政処分を検討する[L4N3I115X]。

国交省は不正があったことを報告したホンダ、マツダ、ヤマハ発動機、スズキにも順次検査に入る。対象は計38車種で、このうちトヨタとマツダ、ヤマハ発は現在生産する6車種の出荷を停止した。

3日に会見したトヨタの豊田章男会長は「認証制度の根底を揺るがす行為で、自動車メーカーとして絶対にやってはいけない」と述べて陳謝した。

国交省はダイハツ工業や豊田自動織機で認証不正が起きたことを受け、完成車メーカーなど85社に不正の有無に関する調査を求め、5月末までに5社から不正報告を受けた。