南ア製造業PMI、5月は50割れ 選挙不透明感で需要低迷

AI要約

南アフリカの金融機関アブサが発表した5月の製造業PMIは急減し、選挙不透明感による需要の低迷が影響した。

総選挙で与党ANCが過半数割れし、顧客が選挙結果待ちで注文を保留したことが分析された。

製造業は選挙の年に不安定であり、今年5カ月中3カ月で50を下回った。

[ヨハネスブルグ 3日 ロイター] - 南アフリカの金融機関アブサが3日発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は43.8で、4月の54.0から大幅に低下、好不況の分かれ目である50を下回った。29日投票の総選挙に関連した不透明感で需要が低迷した。

総選挙では与党「アフリカ民族会議(ANC)」が議席を大きく減らし、過去30年で初めての過半数割れとなった。

アブサは「顧客が選挙結果を待ち、注文を保留したとの回答が多かった」と指摘。PMIは今年5カ月中3カ月で50を下回り、選挙の年に製造業は不安定なようだと述べた。