イスラエル、スペイン領事館の業務停止通告 報復措置で

AI要約

イスラエル外務省がスペイン領事館に対し、ヨルダン川西岸の住民への領事業務サービス提供を禁止する外交文書を送付

イスラエル外務省はスペインに対する懲罰的対応を始め、サービス提供の権限を6月1日以降に停止すると表明

スペインがパレスチナの国家承認したことに対する報復措置としての措置とみられている

(CNN) イスラエル外務省は30日までに、エルサレムにあるスペインの領事館がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の住民への「領事業務サービスの提供を禁ずる」との外交文書を送付したことを明らかにした。

スペイン領事館は西岸の住民へのビザ発給などの業務にあたっている。イスラエル外務省は声明で「スペインに対する懲罰的対応を始めた」とし、スペイン領事館によるサービス提供の権限は6月1日以降になくなるとも述べた。

スペイン側が応じない場合、さらなる措置を打ち出すとも警告した。

スペインは、ノルウェーやアイルランドと一緒に22日、パレスチナの国家承認に28日付で踏み切ると先に発表。今回のスペイン領事館の業務への干渉は、パレスチナを国家承認したことへの報復措置ともみられている。