パレスチナ問題 中国が中東地域で存在感示す狙いか 中国アラブ諸国協力フォーラムの閣僚級会議開幕

AI要約

中国アラブ諸国協力フォーラムの閣僚級会議が北京で開催され、習近平国家主席が演説。パレスチナ問題についてアラブ諸国と協力する意向を表明。

第10回閣僚級会議では、中国とアラブ諸国の共同声明が発表される予定。中国は中東地域で存在感を示す狙いがあると報じられている。

習近平国家主席は、パレスチナの独立建設を支持し、国際平和サミットの開催を提唱している。

 中国アラブ諸国協力フォーラムの閣僚級会議が北京で開幕し、習近平国家主席が演説しました。長期化しているパレスチナ問題について、アラブ諸国と足並みを揃えたい考えです。

 中国・アラブ諸国協力フォーラムの第10回閣僚級会議が30日に開幕しました。エジプトやUAE=アラブ首長国連邦などの首脳らが出席した開幕式で演説した中国の習近平国家主席は、パレスチナ問題について「独立したパレスチナの建設を断固支持する」と主張したうえで、「より有効的な国際平和サミットの開催を支持する」と問題解決に尽力する意思を示しました。

 会議では中国とアラブ諸国の共同声明が発表される予定で、中国としてはサウジアラビアとイランの和解を仲介した去年に続き、中東地域でさらに存在感を示す狙いがあるとみられます。