米大統領選TV討論会からの排除で苦情申し立て 無所属ケネディ氏

AI要約

米大統領選に無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏が、CNNが主催するテレビ討論会から排除されたとして連邦選挙委員会に苦情を申し立てた。

ケネディ陣営は、CNNが異なる参加条件を求めてきたことを指摘し、バイデン、トランプ両氏の利益を図る違法行為だと主張している。

ケネディ氏の弁護士は、FECに対し選挙運動法を順守するまで討論会を開かないよう要請している。

米大統領選TV討論会からの排除で苦情申し立て 無所属ケネディ氏

【AFP=時事】米大統領選に無所属で出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア(Robert Kennedy Jr)氏は28日、来月行われる第1回目のテレビ討論会を主催するCNNがジョー・バイデン(Joe Biden)大統領、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領と結託して自身を排除したとして、連邦選挙委員会(FEC)に苦情を申し立てた。ケネディ陣営が29日、明らかにした。

 討論会は来月27日に開催される。同陣営は、CNNが同氏に異なる参加条件を求めてきたと指摘。その結果バイデン、トランプ両氏を利することになり、違法だとしている。

 ケネディ陣営は特に、来月20日までに、選挙人投票数が270に達するのに十分な数の州で立候補することを参加条件としている点を問題視。ケネディ氏の名前はこれまで七つの州で投票用紙に載っているが、条件達成には程遠い情勢だ。

 申し立ての中でケネディ氏の弁護士は、バイデン陣営はケネディ氏を討論会に出させないよう公然と要求する一方、報道によればトランプ氏陣営は「ケネディ不参加」の言質をCNNから得ていると主張している。

 その上でFECに対し、「両陣営が連邦選挙運動法を順守するまで」は討論会を開かせないよう要請した。【翻訳編集】 AFPBB News