ガザ戦闘「年内続く」 対エジプト境界の回廊掌握 イスラエル高官
AI要約
イスラエルのハネグビ国家安全保障顧問は、ガザでのハマスとの戦闘は2024年中も続く見通しを示し、戦闘期間が少なくともあと7カ月続くと表明した。
29日もラファでイスラエル軍の戦車が確認され、軍はガザとエジプト境界の区画を掌握し、ハマスのトンネル20カ所を発見した。回廊沿いにはロケット弾の発射台が設置されていた。
【カイロ時事】イスラエルのハネグビ国家安全保障顧問は29日、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘について、2024年中は継続するとの見通しを示した。
ロイター通信などが地元メディアへの発言として伝えた。
ハネグビ氏は、「ハマス壊滅」を掲げて当初計画された戦闘期間は「少なくともあと7カ月は続く」と表明。その上で「必要なのは忍耐と断固とした態度を取ることだ」と強調した。
ラファの住民によると、29日もラファ中心部と西部でイスラエル軍の戦車が確認された。軍報道官は同日、ガザとエジプト境界にある全長約14キロ、幅約100メートルの回廊状の区画を掌握したと発表。回廊一帯でこれまでにトンネル20カ所を発見したとし、エジプトから武器を密輸するハマスの「生命線だ」と説明した。回廊沿いにはロケット弾の発射台が設置されていたという。
