イスラエル軍、「隣の武器庫が爆発した可能性」 ラファのキャンプ空爆めぐり

AI要約

イスラエル軍がガザ地区の難民キャンプに対する空爆で武器庫で二次的な爆発が起き、大規模な火災が発生した可能性を調査中

二次爆発の映像がSNSに投稿され、イスラエル軍が調査を進めている

軍はガザの住民とハマスを明確に区別し、調査を透明性を持って行っている

(CNN) イスラエル軍のハガリ報道官は28日、パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファの難民キャンプに対する26日の空爆について、標的に隣接する武器庫で二次的な爆発が起き、これが大規模な火災の原因となった可能性を調べていることを明らかにした。

ハガリ氏は28日の記者会見で、イスラエル軍は隣の敷地に武器が保管されていることを把握していなかったと説明。火災の原因として考えられる可能性のひとつだと述べたが、裏付けとなる証拠は示さなかった。

SNSに二次爆発とみられる現場の映像が投稿され、イスラエルが精査しているという。

ハガリ氏はさらに、イスラエル軍が傍受したガザ住民同士の通話とされる音声を公開した。

一方の人物が武器庫での二次爆発に言及し、イスラエル軍の攻撃自体は小規模で、大きなクレーターはできなかったと話している。

CNNはこの音声の真偽や録音された時期、通話中の人物が得ていた情報を独自に確認できていない。

ハガリ氏は、軍参謀本部の事実調査機関が透明性を期して調査を進めていると述べ、「我々が戦っている敵はイスラム組織ハマス。ガザの住民ではない」と強調した。

CNNはハガリ氏に、イスラエル軍による当初の攻撃自体で死亡した民間人はいないことを確認できるかと質問した。同氏は確認できないとしたうえで、調査は現在も進行中だと改めて指摘した。