ウクライナ軍のドローン、1800km離れたロシア国内のレーダー基地を攻撃…ドネツク近郊は「緊迫」

AI要約

ウクライナ軍がロシアのレーダー施設を無人機で攻撃。

露軍がウクライナの村を占領すると主張。

ハルキウ州やミコライウ州で激しい攻撃が続く。

 ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」などによると、ウクライナ軍は26日、ロシア南西部オレンブルク州オルスクのレーダー施設を無人機で攻撃した。発射地点から約1800キロ・メートル離れており、ウクライナ軍の無人機では最長飛行距離とみられるという。

 一方、露国防省は27日、露軍がウクライナ東部ドネツク州と北東部ハルキウ州で計2か所の村を占領したと主張した。ドネツク州の村は州都ドネツクの北西約15キロ・メートルにあり、ウクライナ軍参謀本部は周辺の戦況が「緊迫している」と説明している。ハルキウ州の村はクピャンスクから東へ約20キロ・メートルに位置し、東部ルハンスク州との州境に近いという。

 連日激しい攻撃を受けているハルキウ州の州都ハルキウでは27日、工業地帯が誘導爆弾による攻撃を受け、女性1人が死亡、少なくとも12人が負傷した。州警察によると、菓子や農業機械のメーカーが攻撃を受けたという。南部ミコライウ州スニフリウカでも27日、セルフサービスの洗車場が露軍のミサイル攻撃を受け、3人が死亡、少なくとも6人が負傷した。