中国軍事演習 専門家「2年前と比べて巧妙に進歩」
AI要約
台湾の専門家は、中国の軍事演習が2年前のものよりも進化しており、台湾には防衛以外の選択肢がないと指摘している。
軍事ジャーナリスト施孝瑋氏は演習の連携能力向上や離島防衛の難しさに警告し、中国の国民党政権に対する圧力として今後も継続する可能性を指摘している。
中国は今後も台湾に対する軍事演習を継続し、台湾の政権に圧力をかけようとしている。
23日から始まった中国の軍事演習について台湾の専門家は「2年前の大規模演習と比べて巧妙に進歩している」と分析しています。
「中国は台湾に対するいわゆる対外作戦で優位にたっている。中国は作戦の地域を選択でき、攻撃方法を決められる。台湾は受動的に防衛することしかできない」（台湾・軍事情報サイト「軍情と航空」・施孝瑋編集長）
台湾の軍事ジャーナリスト施孝瑋氏は23日から始まった中国の軍事演習について、2年前のペロシ・アメリカ元下院議長の訪台後に行われた大規模演習と比べて、各部隊の連携能力が増していると警鐘をならします。
また、中国軍による侵攻が起きた場合、最前線となる離島の防衛の難しさについても、施孝瑋氏は指摘します。
「（金門島や馬祖島など）離島が包囲された場合、台湾本島からの援軍は攻撃の的になるため軍などの派遣は難しい問題になります」
中国は今回の軍事演習を2日間と宣言していますが、頼清徳政権に圧力をかけるため、軍事演習は今後も断続的に続けられる可能性があるということです。（ANNニュース）
