イラン大統領ヘリ 別のヘリ搭乗の高官「事故当時の天候は良好」
AI要約
イランでライシ大統領らが乗ったヘリコプターが墜落した事故の詳細を明らかにしました。離陸からおよそ45分後に飛行高度を上げるよう指示が出され、その直後に大統領機が見失われたという一部始終が語られました。
国営メディアが悪天候を原因と報じていたが、首席補佐官は事故当時の天候は良好であったことを証言しました。一変した天候により、捜索にも影響が及んだ可能性が浮上しています。
さらに、大統領機の搭乗者が谷に墜落したと伝え、最初は連絡がとれていたものの、およそ3時間後には応答が途絶えたことも明らかになりました。
イランでライシ大統領らが乗ったヘリコプターが墜落した事故で、別のヘリコプターに乗っていた大統領府の高官が「事故当時の天候は良好だった」と証言しました。
イランのエスマイリ大統領首席補佐官は21日、国営テレビで、事故当時、ヘリコプターは3機飛行していて、エスマイリ氏のヘリは大統領のヘリの後ろを飛んでいたと説明しました。
そして、離陸からおよそ45分後に大統領機の操縦士から雲を避けるため飛行高度を上げるよう指示が出され、その直後に大統領機を見失ったと語りました。
これまで国営メディアは「事故原因は悪天候」との見方を伝えていますが、エスマイリ氏は大統領機が見えなくなった時、天候は良好で、その1、2時間後に濃霧となるなど天候が一変したと証言しました。
このほか、大統領機の搭乗者の1人とは携帯電話で数回連絡が取れたことも証言。その搭乗者は「谷に落ちてしまった。何が起きたか分からない」などと答えていたものの、およそ3時間後には応答しなくなったということです。
