チャットGPT、一部の音声機能停止 米女優ヨハンソンさん「酷似」訴え 米

AI要約

米女優スカーレット・ヨハンソンさんが、米オープンAIの生成AI「チャットGPT」で使われる音声の一つ「スカイ」が自身の声に不気味なほど似ているという問題を提起。

ヨハンソンさんは仕事のオファーを断っていたが、その声が別の女優のものであるというオープンAIの説明が明らかになる。

オープンAIは一時的にスカイの使用を停止し、CEOが謝罪する一方、ヨハンソンさんはAIとの声優の役割についてコメントしていた。

 米女優スカーレット・ヨハンソンさんは20日、米オープンAIの生成AI(人工知能)「チャットGPT」で使われる音声の一つ「スカイ」が自身の声に「不気味なほど似ている」と訴える声明を出した。

 同社はヨハンソンさんの声の利用を否定したものの、スカイを一時停止すると表明。アルトマン最高経営責任者(CEO)は21日、ヨハンソンさんに謝罪した。AFP通信が報じた。

 ヨハンソンさんは声明で、昨年9月にオープンAI側から音声を作るための仕事を持ち掛けられたが断ったと明らかにした。AFPによると、アルトマン氏は以前、ヨハンソンさんがAIの声優を務めた映画が「AIとの交流が進むべき方向」のヒントをくれたと語っていた。

 オープンAIは19日付のブログで、スカイは別の女優の声を基に作られたと説明。ただ、女優の名前は「プライバシー保護」のため明らかにできないとしていた。