ロシア凍結資産活用は「喫緊」 G7主要議題に 米財務長官

AI要約

イエレン米財務長官は訪欧中、ロシアの凍結資産をウクライナ支援に活用する必要性を訴える。

G7財務相・中央銀行総裁会議では凍結資産活用が主要議題になる見通し。

イエレン氏はウクライナの抵抗力維持が非常に重要であり、ロシアの制裁回避を取り締まる必要性も強調。

 【ワシントン時事】訪欧中のイエレン米財務長官は21日、ドイツ・フランクフルトで講演し、制裁で凍結されたロシアの国家資産をウクライナ支援に活用する方策を、欧州と協調して見いだすことが「極めて重要かつ喫緊だ」と述べた。

 24日からイタリア北部ストレーザで開かれる先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では、凍結資産活用が「主要議題になる」との見通しを示した。

 イエレン氏は長引くロシアの侵攻に対し、「ウクライナが前線および銃後での抵抗力を維持することが非常に重要だ」と強調。また、第三国経由を含め、ロシアによる制裁回避の動きを引き続き取り締まる必要があると訴えた。