イラン大統領代行にモフベル第1副大統領 ライシ大統領死亡受け

AI要約

イランのライシ大統領がヘリコプター事故で死亡し、最高指導者ハメネイ師はモフベル第1副大統領を大統領代行に任命した。

憲法に基づき、大統領が不在の場合は第1副大統領が代行を務めることになっている。

新たな大統領選挙が50日以内に行われる予定であり、強硬派が有利な状況が続く見通し。

イラン大統領代行にモフベル第1副大統領 ライシ大統領死亡受け

イランのライシ大統領がヘリコプターの事故で死亡したことを受けて、最高指導者ハメネイ師は、モフベル第1副大統領を大統領代行に任命しました。

イランの憲法では、大統領が死亡するなどして不在となった場合には第1副大統領が最高指導者の同意を得て大統領の職務を代行します。

国営メディアによりますと、最高指導者ハメネイ師は20日、ライシ大統領の死亡を受け、モフベル第1副大統領を大統領代行に任命しました。

新たな大統領を選ぶ選挙は50日以内に行われる予定です。

ただ、2021年の大統領選挙ではハメネイ師が強い影響力を持つ「護憲評議会」が候補者を事前審査し、国際協調を重視する穏健派などが相次いで失格となりました。

今回の選挙でもライシ氏と同じ保守強硬派に有利な審査が行われる可能性が高く、反米の強硬路線は継続されるとみられます。