ロシア産原油輸入、3割増 制裁で価格下落、買い増しか 中国

AI要約

中国は4月にロシアからの原油輸入量が前年同月比30.2%増の926万トンになったことを公表した。

ロシア産原油の価格が下落しているため、中国は買い増しをしたとみられる。

中国の原油輸入先であるロシアが近年首位となり、そのシェアは12カ月連続で2割を超えている。

 【北京時事】中国が20日公表した4月の貿易統計(詳報)によると、ロシア産原油の輸入量は前年同月比30.2%増の926万トンだった。

 同国産は先進7カ国(G7)など西側諸国の制裁の影響で価格が下落しており、買い増したとみられる。

 中国の原油輸入先としては近年、サウジアラビアの比重が高まっていたが、昨年5月にはロシアが首位に浮上し、以降は12カ月連続でその座を維持。ロシアの国別シェアは3カ月連続で2割を超えた。同国産の価格は一貫して全体の平均を下回っている。