金杉駐中国大使と安徽省長会談 日本人ビザ免除再開要請

AI要約

金杉憲治駐中国大使が合肥市で王清憲省長と会談し、日本人に対する短期滞在ビザ免除の再開を要請。

中国での邦人拘束に懸念を表明し、王氏は外交上の課題に友好的態度での協議を示した。

安徽省では多くの日系企業と邦人が活動しており、その安全について意見交換を行った。

金杉駐中国大使と安徽省長会談 日本人ビザ免除再開要請

 【合肥共同】金杉憲治駐中国大使は20日、中国安徽省合肥市で王清憲省長と会談し、日本人に対する短期滞在ビザ免除措置の再開を中国政府に働きかけるよう要請した。中国で相次ぐスパイ容疑での邦人拘束について「深刻な状況だ」と懸念を表明した。王氏は日中両国間の外交上の課題について友好的な態度で協議するべきだとの認識を示した。同席者が会談後、明らかにした。

 中国は新型コロナウイルス流行前まで日本人に対して短期滞在ビザを免除していたが、この措置は現在も停止されたままになっている。

 安徽省には数十社の日系企業が進出、約300人の邦人が居住しており、両氏は邦人の安全など意見を交わした。