中国艦2隻、カンボジアに寄港 合同軍事演習で

AI要約

カンボジアで中国との合同軍事演習が行われており、中国海軍の艦艇が港に寄港した。演習には多くの兵士と艦艇が参加しており、中国支援の海軍基地の拡張工事も進行中。

米政府は、拡張された海軍基地が中国の戦略拠点となる可能性を懸念している。

中国艦2隻、カンボジアに寄港 合同軍事演習で

【AFP=時事】中国との過去最大の合同軍事演習を実施中のカンボジアで19日、中国海軍の艦艇2隻がシアヌークビル(Sihanoukville)港に寄港した。

 16日に15日間の予定で始まった演習の一環。演習には中国側は軍人760人、カンボジア側は約1300人と艦艇11隻が参加している。

 シアヌークビル港にほど近い、かつて米国などからの資金援助で建設されたリアム(Ream)海軍基地では現在、中国の支援を受け拡張工事が進められている。

 タイ湾(Gulf of Thailand)に面した同基地は係争海域である南シナ海(South China Sea)に近いため、米政府は、中国政府が戦略拠点として利用する恐れがあると懸念している。【翻訳編集】 AFPBB News