10代向けに機能制限 保護者の管理強化 インスタ

AI要約

米メタは10代の利用者保護策を強化するため、インスタグラムの制限強化を発表した。

非公開設定から始めるアカウントやメッセージ、コンテンツの制限、保護者による管理強化などが含まれる。

米国を皮切りに来年から展開予定で、若者保護不十分の批判に応える措置だ。

 【シリコンバレー時事】米メタ(旧フェイスブック)は17日、写真共有アプリ、インスタグラムについて、10代の利用者の保護策を強化すると発表した。

 メッセージのやりとりや閲覧できるコンテンツを一部制限。保護者による管理も強化する。

 米国など一部で導入を始め、来年から世界に展開し、他のSNSにも広げる。メタに対しては、若者の保護が不十分だとの批判が高まっており、今年1月には米議会公聴会で、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が陳謝していた。

 発表によると、10代利用者のアカウントを初期設定から非公開にし、フォローしていない人は閲覧したり、メッセージを送ったりできないようにする。16歳未満には全面的に、18歳未満には新規登録者に適用する。

 メッセージ機能も、利用者自身がフォローしている人や既にやりとりがある人とのみに利用を限定。暴力などセンシティブなコンテンツは自動で閲覧を制限する。

 16歳未満の場合、制限を弱めるには保護者を設定し、その許可を得ることを義務付けた。保護者は過去1週間、子どもが誰とやりとりしているかを確認できる。1日の利用時間を制限することなどもできる。