全裸で思いっきり開脚したら「ヌーディズム」の真髄が見えた!

AI要約

25歳女性記者が米国のヌーディスト・イベントに潜入取材し、全裸の境地を極めようとする模様を描く。

イベントでは様々な体の形や状態に触れ、服を着るという選択の意味について考える。

出発前に不安を感じる記者が、自身の体に自信を持つために向き合う姿が描かれる。

全裸で思いっきり開脚したら「ヌーディズム」の真髄が見えた!

なぜヌーディストは服を脱ぐのか?──そんな素朴な疑問を持った25歳女性記者が、果敢にも米国の某所で開催されたヌーディスト・イベントに潜入取材。

無造作にさらけ出された乳房やペニスに囲まれながら、全裸の境地を極めようと記者が奮闘する模様をお届けする。

イベントの間に、勃起していないペニスをいくつ見たかもう覚えていない。

森林浴をしている男性のものや、チョコレート・エクレアを頬張る男性のものも見た。ふかふかのソファの上でだらけた親指のようになっているものもあったし、11歳の少年からおじいちゃんのものまで本当にいろいろな種類に遭遇した。

乳房に関しては、すでに見飽きていたほどだ。ペチャパイに巨乳、乳腺切除の跡が残る胸から見事な豊胸おっぱいなど、こちらもありとあらゆるものを見た。

私が唯一ショックを受けたのは、カーテンのドレープのようにキレイな襞のあるお尻の穴に、あっという間に慣れてしまったことだ。結局のところ、美しいものもグロテスクなものも、何度か見ているうちに慣れるらしい。人前で勃起している人はいなかったが、おならは2回ほど聞いた。

私が参加したのは、米国中のヌーディストが集まる「東部ナチュリスト集会」だ。

潜入取材の目的は、裸体をいやらしい目つきで見るためではない。私たちが「服を着る」という選択によって何を得て何を失ってきたか、それを確かめるためだった。

東部ナチュリスト集会は、家族でも参加できるヌーディスト・アクティビティを提唱する「ナチュリスト・ソサエティ」が主催している。高速道路から絶対に見えないキャンプ場であること以外に、会場の詳細を明かさないという条件で、私は取材許可を得た。

だが、イベント会場に向かう間、自分がこんなに不安になるとは思っていなかった。

のんびりとリラックスした状態で1週間の「ヌード・レクリエーション」を楽しむのだと、自分に何度も言い聞かせたが、緊張を解くことができない。

米国に住む一般的な25歳の白人女性として、自分の体に自信がないのは普通のことだ。だが、私はいつも実践的なことよりも理論的なことに悩んでしまいがちな傾向にあった。

出発の前の週、私は頻繁に悪夢にうなされた。夢のなかの私は、イベントで最初に服を脱ぐ人に指名されていた。