ワシントンの旧大韓帝国公使館、米国国家史跡に公式登録

AI要約

在米大韓帝国公使館が米国の国家史跡に登録され、韓米外交の重要な歴史的場所として認定された。

建物は高宗によって設立され、米国政治家の個人邸宅を購入して設置された初の在外公館で、1つの国家史跡として原形を保ったまま残されている。

建物は現在歴史展示館として運営され、公使館の歴史的価値を伝えるために重要な役割を果たしている。

ワシントンの旧大韓帝国公使館、米国国家史跡に公式登録

米ワシントンDCにある在米大韓帝国公使館が米国の国家史跡に公式登録された。大韓帝国の自主外交努力の象徴が米国でその歴史的価値を認められたのだ。

韓国国家遺産庁と国外所在文化遺産財団は11日、米国政府から「旧大韓帝国公使館(Old Korean Legation)が米国連邦国家史跡(NRHP)に登録されたことを確認したと明らかにした。米国内の韓国関連建物が連邦政府の国家史跡になったのは今回が初めてだ。

国家遺産庁は「韓米外交の現場で米国の歴史においてとても重要な場所である点が建物の核心価値と認定された」とし、建物の内部・外部の原形保存状態が良好で、韓国政府のリモデリングにより歴史的空間として立派に再現された点なども登録理由だと明らかにした。

ホワイトハウスから約1.5キロメートルの距離にあるこの建物は、西洋の国に設置した初の在外公館だった。高宗(コジョン)が1887年に初代駐米全権公使であるパク・チョンヤンを派遣したのに続き、1891年に当時としては大金である2万5000ドルを払って米国政治家の個人邸宅だったこの建物を買い入れた。19世紀にワシントンDCに設置された30カ国ほどの公館のうち原形を残したまま現存する唯一の建物でもある。

韓国政府は2012年が建物を購入し、2018年から歴史展示館として運営している。朴普均(パク・ボギュン)元文化体育観光部長官が中央日報記者時代の2000年前後から20回以上にわたって現場を訪問して資料を収集し、寄稿や講演などを通じて公使館の歴史的意味と再購入の切実さを伝えており、その功労を認められ2013年に国民勲章牡丹章を贈られている。

朴元長官は中央日報との通話で「感動的だ。この建物は子孫に富国強兵と指導層の覚醒と団結なくしては国が滅びるという教訓を与えるために生き残っただろう」と話した。