デルタ航空の2機が衝突、事故の瞬間をカメラがとらえる。ネット「信じられない」米
米アトランタ国際空港で10日、離陸を待っていたデルタ航空2機が衝突した。乗員乗客にケガはなかった。
事故の瞬間がSNSで拡散されており、映像には衝突する2機の旅客機が記録されている。
衝突の影響で、2便とも欠航となった。空港は最も忙しい空港の1つとして知られている。
米アトランタ国際空港で10日、離陸を待っていたデルタ航空2機が衝突した。乗員乗客にケガはなかった。事故の瞬間がSNSで拡散されている。
デルタ航空の発表によれば、事故を起こしたのは、同空港を離陸しようとしていた、東京国際空港（羽田）行きのデルタ航空295便と、米ルイジアナ州ラファイエット空港行きの5526便。
NBCテレビの情報番組『トゥデイ』が公開した映像には、2機の旅客機が映っている。右から画面手前に向かってくるのが、295便が使用していたエアバス社製の大型機「A350」。
画面左が5526便。デルタ航空グループの「デルタ・コネクション」が運航を担当し、主に地域間輸送を担う「エンデバー航空」のボンバルディア社製「CRJ-900」だ。
動画には、画面右を走行しているA350の主翼が、CRJ-900の垂直尾翼をへし折る様子が記録されている。
SNSに投稿された別の動画では、295便のパイロットと空港の管制官が交信。
パイロットは「誘導路で何かにぶつかったようです。何が起きているのか教えてくれませんか？」と管制官に問いかけ、事故にはすぐさま気づいていない様子だ。
衝突の影響で、2便とも欠航となった。
SNSには、「どうしたらこんなことが起こるのか信じられない」「事故の迅速な原因究明が必要だ」などの声が上がっている。
同空港は、最も忙しい空港の1つとして知られている。CNNなどの報道によれば、国際空港評議会（Airports Council International）の最新データで、同空港は2023年の旅客数で第1位になった。
