卵子凍結の達成を祝う「エッグシャワー」があってもいいじゃないか!

AI要約

米国で増えている「エッグシャワー」という卵子凍結を祝うパーティーについての記事。卵子凍結を経験した女性たちが自分の生殖に関する決断を祝う意義や重要性について語られている。

卵子凍結を祝う「エッグシャワー」を開催する女性たちの増加傾向や、その背景にある思い、卵子凍結にかかる精神的、身体的な負担などが述べられている。

女優や活動家が卵子凍結の経験を広め、これらのパーティーが自分の生殖に関する旅を祝うだけでなく、楽しい機会としての意味も持つことが語られている。

卵子凍結の達成を祝う「エッグシャワー」があってもいいじゃないか!

出産前のお祝い「ベビーシャワー」ならぬ、「エッグシャワー」を祝う人が米国で増えている。何を目的に祝うパーティーなのか?

ニューヨークで暮らすローレン・マルティネスは、2021年に卵子凍結して以来、その日を記念して毎年パーティーを開催している。3回目のパーティーは彼女の庭で行われ、デビルドエッグやエッグサラダサンドイッチ、目玉焼き型のデコレーションが施されたカップケーキなど、卵をテーマにした料理が並んだ。彼女は40人以上の友人を招待し、「毎年このパーティーを開催している。夏だし、みんなが集まる良い口実になる」と語っている。

卵子を凍結する決断は簡単ではなかった。彼女は「卵子凍結をする1年間、ほとんどの間、苦々しくてふてくされた気持ちだった」と述べ、いまだに人生や恋人との関係性が「うまくいっていない」ことに対する一種の罰だと感じていたという。

しかし、卵子凍結の精神的、身体的な負担を乗り越えた後、彼女は達成感を感じた。「波のある感情を克服して、自分の意思で経済的に大きな決断ができる立場にいられたことを本当に誇りに思っている」という。

マルティネスのように、卵子凍結を祝う女性は増えている。このお祝いを「エッグシャワー」と呼ぶ。

TikTokでは女性たちが「エッグシャワー」を開催して友人や家族を招いて自分の生殖に関する決断を祝っている様子が流れている。「私たち女性は婚約や結婚記念日、ベビーシャワーのようなものだけを祝うが、卵子凍結も人生で大きな、ストレスフルで高額なプロセスであり、祝われるべきだ」と卵子凍結の経験者は話す。

女優で活動家のケリー・スチュワートは、37歳のときに卵子を凍結した後、その経験を祝うことの重要性を広めている。米国各地で「エッグシャワー」を主催している彼女は「これまで何度もベビーシャワーに参加し、何千ドルも使って他人の妊娠を祝った。でも、私のライフイベントは遅れているからといって、祝う価値がないのか?」と語っている。

マルティネスは、このパーティーを自分の生殖に関する旅を祝うだけでなく、単純に楽しいパーティーを開くための機会と考えている。しかし、友人の中には混乱する人も多いという。

「毎年、写真を見て『卵を凍結したの?』とか『妊娠したの?』と言われることがある」と彼女は語っている。それでも彼女はこのユニークなパーティーを楽しんでいるそうだ。