エッフェル塔の五輪シンボル、塔設計者の子孫が設置継続に反対

AI要約

フランス・パリのエッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェル氏の子孫が、塔に設置された五輪シンボルを残す市の案に反対意向を示している。

市長は五輪シンボルを2028年まで残す計画を明らかにしたが、エッフェル家は形状のアンバランスを主張。

エッフェル家は2024年までにシンボルを撤去すべきであると主張している。

エッフェル塔の五輪シンボル、塔設計者の子孫が設置継続に反対

【9月10日 AFP】フランス・パリのエッフェル塔(Eiffel Tower)を設計したギュスターブ・エッフェル(Gustave Eiffel)氏の子孫が、塔に設置されている五輪シンボルを残す市の案について、先祖の「作品に対する敬意を損なうような変更には反対する」と述べ、計画を阻止する意向を示した。すでに弁護士にも相談しているという。

 パリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長は先日、パリ五輪・パラリンピックに合わせて塔に掲げられた五輪シンボルについて、少なくとも次のロサンゼルス五輪が開催される2028年まで残す計画を明らかにした。

 しかし、エッフェル家の子孫は、五輪シンボルについて「カラフルでサイズが大きく、塔に向かう大通りの正面に配置」されていることで、塔の形状が「著しくアンバランス」になり、「本来の形を大幅に変えている」と指摘し、シンボルを残すのは「五輪イヤーが終了する2024年いっぱい」までにすべきだと提案した。(c)AFPBB News