「教師になりたくない」ソウル首都圏の教育大学、退学者が5年で8倍増

AI要約

韓国の教育大学での退学者が急増している理由として、少子化と教師採用数の減少、教職の魅力低下が挙げられる。首都圏の教育大学では特に過去5年間で退学者が急増し、2023年には全国で667人の退学者が発生した。

退学理由は登録や復学の放棄、学業警告、留年などがあるが、特に自主退学が多い。地方の教育大学でも退学者は増加傾向にあり、全州(チョンジュ)教育大学では特に増加率が高かった。

教育大学や小学校教育課程での新入生募集に苦戦しており、少子化と教職への志願者減少が影響している。全国13の教育大学・小学校教育課程では募集定員の30.9%が埋まらない状況となっている。

「教師になりたくない」ソウル首都圏の教育大学、退学者が5年で8倍増

【09月05日 KOREA WAVE】少子化と教師採用数の減少、さらに教職の魅力低下が相まって、韓国の教育大学で退学者が急増している。特に首都圏の教育大学では過去5年間で退学者が約8倍に増加した。

2023年、全国10の教育大学と3つの小学校教育課程における退学者は計667人に上り、2018年の153人から約4.4倍に増加した。

首都圏の教育大学では、退学者が2018年の26人から2023年には196人と7.6倍に増加し、特にソウル教育大学では96人と、5年前の8.7倍となっている。

退学理由としては、登録や復学の放棄、学業警告、留年などが挙げられるが、多くは自主退学だった。さらに地方の教育大学でも退学者は増加傾向にあり、特に全州(チョンジュ)教育大学では5年間で28.5倍に増加した。

この傾向の背景には、少子化による教師採用の減少と教職に対する志願者の減少がある。また、2023年には新入生募集に苦戦し、全国13の教育大学・小学校教育課程で募集定員の約30.9%が満たされなかった。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News